海外旅行の再開に関して
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
さて、新聞やテレビなどで最近報道されている海外旅行に関して、お問い合わせを頂戴しておりますので、現在の状況をご案内させていただきます。
4月1日に、外務省の感染症危険情報レベルが大幅に見直され、106ヶ国(欧州=43カ国、アジア・太平洋地域=16カ国、北米=2カ国、中南米=27カ国、中東・アフリカ=18ヵ国)については、レベル3からレベル2へ引き下げられました。これを受け、旅行会社の判断でツアーが設定できるようになりました。また、6月1日より日本の水際対策も大幅に緩和され、これまで日本への全ての入国者が対象となっていた空港での抗原検査が、多くの国からの入国者に対して免除になり、新型コロナウイルスワクチンの接種証明があれば、自宅待機などの制限がかかる国も殆どなくなりました。今後も段階的に緩和されるとのことですので、コロナ禍前のように海外旅行へ出掛けられる日も近づいていると我々も実感しています。
現在、海外の国の入国制限についても、●ワクチン接種証明、●日本出発前のPCR検査による陰性証明、●入国前にアプリなどによる健康状態の電子申請などが必要な国もありますが、それらが全く必要なく、コロナ禍前と同様に入国制限が撤廃された国も多くあります。ただ、緩和されたとは言え日本の水際対策はそれらに比べるとまだ厳しいと言わざるを得ず、現在、各国・地域の新型コロナウイルスの流行状況を踏まえて、政府は「青・黄・赤」の3つの区分に国・地域を分けて対応しています。3つの区分の該当国は、外務省のホームページなどでご確認ください。
ワクチン接種が3回以上の方
青色区分からの帰国:自宅待機不要 / 帰国時空港の抗原検査なし
黄色区分からの帰国:自宅待機不要 / 帰国時空港の抗原検査なし
赤色区分からの帰国:3日間の自宅待機+自主検査陰性 / 帰国時空港の抗原検査あり ※検査を受けない場合は7日間の待機
ワクチン接種が2回以下の方
青色区分からの帰国:自宅待機不要 / 帰国時空港の抗原検査なし
黄色区分からの帰国:3日間の自宅待機+自主検査陰性 / 帰国時空港の抗原検査あり ※検査を受けない場合は7日間の待機
赤色区分からの帰国:帰国時に政府指定の宿泊施設で3日間の待機 / 帰国時空港の抗原検査あり ※退所時のPCR検査陰性で待機終了
大手旅行会社をはじめ、幾つかの旅行会社が海外パッケージツアーを再開しましたが、キャラバンでは早くても秋以降の出発、場合によってはもう少し先になるかもしれないことを皆様にお伝えします。
理由は、
- ご参加は現実的にワクチン3回以上接種者に限られる(ワクチン接種証明が必要)。
- スマートフォン(OSのバージョン規定あり)を既にお持ちか、お持ちでない方は旅行期間+αの日数でレンタルが必要になり、かつ基本的な操作が出来ること。帰国前には3つのアプリケーションのインストールと情報登録が必要。
- 帰国前に現地にてPCR検査を受け、日本政府指定の用紙で陰性証明の発行が必要(費用は実費5千円~2万円)。
- 万が一、帰国前のPCR検査で陽性反応が出てしまった場合、航空機への搭乗が認められないので、お一人で現地に残る可能性がある(当然、現地のサポートはあります)。
また、これら以外にも原油価格高騰、最近の急激な円安、現地のインフレによる旅行コストの上昇など、海外旅行には不利な要因が存在しています。
キャラバンではこの状況の中でも海外旅行へ出掛けたい方のために、比較的ハードルの低い国へのツアーを適切な時季に設定しますので、続報はホームページでご覧ください。