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2023年11月3日発 絶海の美しき沖縄の孤島・南北大東島を訪ねる旅 4日間
台風中継でご存じの方も多い沖縄県の離島・南北大東島へ行ってきました。沖縄本島から約360km、那覇空港からはプロペラ機でどちらの島へも約1時間のフライトです。この大東島、ニューギニア沖で珊瑚礁が隆起して出来た島で、長い年月をかけてフィリピン海プレートにのって移動してきたそうです。今でも1年で7センチ移動していて、そのうち沖縄県から外れて鹿児島県になる日が来るかもしれません。遠い未来の話ですが。
さて、この2つの島には砂浜がなく、周りは断崖になっているので船は接岸できません。定期船はありますが、接岸せずに人や積み荷の上げ下ろしは大きなクレーンを使って行います。今回は運よく南大東島の西港でその様子も見ることができました。また、2つの島を繋ぐ日本国内最短の国内線定期便も運行されており、所要時間は20分ですが実際の飛行時間は約8分間でした。離陸して車輪を格納したと思ったら、すぐに車輪を出して着陸です。面白い体験になりました。この2つの島は100年少し前までは無人島で、明治時代に八丈島の方が移民となり開拓しました。島には神社があったり、相撲の土俵があったり、島寿司由来の大東寿司など沖縄の文化とは少し異なり八丈島や関東の文化が残っていて、沖縄であって沖縄でないような大東島特有の雰囲気が面白いなと感じました。
観光としては目立つものは余りありませんが、目に見えない雰囲気だったり感じるものがたくさんあり、そこが魅力的だったりします。しかし南大東島の鍾乳洞・星野洞は素晴らしいですね。沖縄にはたくさんの鍾乳洞があり、本当にも有名な玉泉洞がありますが、私的には海外も含めてこれまで随分鍾乳洞を見てきましたが、風化が少なく鍾乳石の色が白く造形も繊細で美しく本当に見事でした。今はお客様も比較的少なくほぼ貸切り状態で見学でき、写真も撮り放題でしたが、そのうち何らかの制限がかかる日が来るかもしれませんね。洞窟好きの方は早めに訪れることをおすすめします。今回もお天気に恵まれ、ご参加のお客様、現地のパートナーの皆様のご協力のおかげで楽しい旅になりました。ありがとうございました。