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2023年6月16日発 カラコルム遺跡を訪れるモンゴル大草原の旅 5日間
コロナ後、3年ぶりに海外ツアーに出掛けてきました。この3年は国内添乗ばかりでしたので、パスポートをもって旅に出るのはとても新鮮で緊張感もあります。久しぶりに訪れた成田空港も以前通りで懐かしく感じました。
成田からモンゴルへ直行フライトで約5時間。コロナ後お試しで訪れる方にも程よい距離です。
首都ウランバートルの空港は新しく開港したチンギスハーン国際空港です。入国にはコロナ関係の書類の提出や質問なども一切なし、入国カードや税関申告書の提出も不要でした。出口を出ると梅雨時のムシムシした日本とは違う爽やかな風が出迎えてくれました。新しく出来た空港は以前の空港よりも遠くなり、通常は1時間で市内に入れますが、今ウランバートルは渋滞が酷く、1時間半もかかって市内のホテルに到着。
翌日は市の中心にあるスフバートル広場でチンギスハーン像を目にしてモンゴルに来たことを実感させてくれました。ザナバザル美術館は点在仏師と呼ばれたザナバザル製作の素晴らしい仏像やチベット仏教のタンカ、儀式の時につける面、絵画などが展示されています。私的には「モンゴルの一日」という絵画が当時のモンゴル人の生活の様子が細かく描かれていてとても気に入りました。モンゴルチベット仏教の総本山、ガンダン寺の観音像も高さ24m、台座も含めると26mという大きさは圧巻ですよ。
このツアーは首都ウランバートルから西へ360km離れた旧モンゴル帝国の首都カラコルムを訪れる内容です。市内の渋滞を脱出し、数十分も車で走るとモンゴルらしい大草原がどこまでも続いています。モンゴルの国土は日本の4倍、人口は40分の1、人口の6割はウランバートルに集中しているのでちょっと郊外に出ると人は少ないですが、人の数よりも多い馬や羊、山羊などの家畜が多いこと多いこと。チンギスハーンの時代と余り変わらないであろう風景が広がっています。以前は長距離移動で困るのがトイレ問題でしたが、今は近代的なドライブ・インがウランバートル~カラコルム間で3カ所も出来ていて、トイレ、売店、レストランなどがあり安心です。
カラコルムでは昨年末に完成した新しいホテルに2泊しました。以前はウランバートルを出るとホテルらしいホテルはなく、観光客はツーリストキャンプ内に設置されたゲルと呼ばれるモンゴル伝統の移動式住居に宿泊していましたが、宿泊のゲル内には通常トイレや洗面所がなく、別棟の共同施設へ行かなければならなかったのが不便でした。そこがまたモンゴルの旅らしいといえばそうなのですが、今回はゲル泊があるのでモンゴル旅行を躊躇していた方も参加できるように楽々ホテル泊です。実際にやはり楽でしたよ。
カラコルムでは旧都カラコルムの資材を使って建てたといわれるエルデニ・ゾー寺院や日本のODAで建設されたカラコルム博物館、ザハ(市場)などを見学。また、郊外の草原にある一般の遊牧民のお宅にお邪魔させていただき、交流もお楽しみいただきました。この日はお天気も良かったので夜遅くに星空見学にもご案内させていただきました。夜はかなり冷え込みましたが、満点の星空、流れ星をお楽しみいただきました。
ウランバートルに戻ってからはまた市内の渋滞で移動時間が読めず大変でしたが、独特の歌唱法・ホーミーや馬頭琴のショーを見学、モンゴル風しゃぶしゃぶの夕食、食後にスーパーへご案内してのショッピングと盛りだくさんの内容でした。行きやすくなったモンゴルの旅おすすめですよ。日本の入国もとてもスムーズで、特にアプリやweb申告なども活用せずに飛行機を降りてから荷物をとり、出口を出るまで約40分でした。今回もご参加の皆様、現地のパートナーの皆様のご協力で良い旅になりました。ありがとうございました。